「やあ、こんにちは!おいらは厄介な問題を起こしてしまったんだ。助けてくれないかな?父が見ていない間にこっそり卵のかごを取ってきてしまったんだ。父はお気に入りの雌鶏たちのこととなると神経質で、おいらには何もやらせたがらないんだけど、おいらはただ川辺で友達と食べるおやつが欲しかっただけなんだよ」
「そしたら、卵をこっそり取ってきてからよく見てみると、ひよこも混ざっていたことに気付いたんだ!父は新しくひじりこの浅瀬から雄鶏を連れてきて、随分長いことこの雌鶏たちの産卵を世話してきたんだ。おいらは卵を戻しに行けないが、おまえならできるだろう!父は足を痛めているし、旅人たちが卵を取ろうとたくさん出入りしているから、気付かれずに卵を戻せるかもしれない」
「卵を持って逃げるのに慌ててしまって、どの雌鳥から卵を取ったのか忘れてしまったんだ。でも卵を取った順にかごに入れていったから、おまえはただ雌鶏が卵を産んだ順にそのまま元の場所に置いてくれればいいだけだ」
「父の日記の1ページを破ってきたんだ。父は読み書きができるし、おいらに文字の書き方も教えてくれたけど、彼のメモは何が何て書いてあるのかさっぱりわからないんだよ。おまえなら分かるかな?」
「卵を巣に戻すときは気をつけてくれよ。雌鶏たちは、自分の卵がどれかよく分かっていて、違う卵は巣の外に転がしてしまうんだ。そうしたら最初からやり直しになるからな」
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